今回は、公立の保育園での派遣保育士のメリット・デメリットについて書きました。
公立保育園の臨時職員と派遣保育士について
公立保育園というとお堅いイメージがあるかもしれませんが、私が働いていた保育園は私立の保育園とあまり変わらない雰囲気でした。
環境が整っていることもあり職場の雰囲気は良かったです。
公立保育園では、公務員の保育士のほかに役所に登録している臨時職員がいます。
臨時職員が足りない時には派遣保育士を採用しているようです。
公務員の保育士は正社員の役割をしています。
そして、臨時職員や派遣保育士はパート保育士の役割をしています。
人数の割合は、公務員保育士が1/3、臨時職員と派遣保育士は合わせて2/3くらいです。
臨時職員と派遣保育士の仕事内容は公務員の保育士の補助的な役割ですが、事務作業やリーダー業務は手分けしてする園もあります。
公立保育園で働くメリット
- 保育園の雰囲気が良い
- 休憩や残業に対する考え方がしっかりしている
- 職員の配置に無理がない
①保育園の雰囲気が良い
まず感じたことは雰囲気が良いことです。
私立の保育園は職場全体がピリピリしていたり、口の悪い保育士がいたりするのですが穏やかで常識的な方が多かったです。
やはり公務員という恵まれた待遇で働いているので不満が少ないことや、役所が関わっているので閉鎖的な環境になりづらいことが理由だと思います。
②休憩や残業に対する考え方がしっかりしている
休憩が取れない日はほとんどなく、時間は短めですが必ず全員が順番で子どもから解放される時間がありました。
また、派遣保育士に限らずどの保育士もしっかり残業時間を記録していました。
私立保育園では園長が認めようとしたなっかり残業を記録しづらい雰囲気も漂っているのですが、公立保育園はきっちりとしていました。
③職員の配置に無理がない
株式会社や一族経営の保育園などは利益を追求しすぎて保育士に負担が多い園もあります。
0、1歳クラスでもギリギリの配置で保育を回していることもあります。
しかし、公立保育園では通常保育の時に職員に余裕があるので交代で事務仕事をしたり製作をしていました。
また、派遣保育士は直接雇用ではないので基本的に残業がなく休憩も取れますが、ほかの保育士が残業をしていると気まずい思いもします。
しかし、私が働いていた公立保育園では、夕方から業務終了までは専属の臨時保育士がいたので早番の保育士が定時で帰れたり、遅番の保育士は夕方から子どもが少なくなると事務作業をしていました。
公立保育園で働くデメリット
- 公務員試験に受からなければキャリアが積めない
- 臨時職員でも契約が更新できないときがある
- 公務員保育士と同じような業務をする
①公務員試験に受からなければキャリアが積めない
公立保育園は、正社員で働く予定がない保育士や、試験を受けて公務員になろうとしている保育士が働いています。
公務員の保育士を目指していない方や、保育士としてキャリアを積みたい方は、最初から私立の保育園で働いたほうがいいです。
②臨時職員でも契約が更新できないときがある
臨時職員は、年に1回役所の方と面談があります。
役所の方が保育園に来て、登録している臨時職員一人一人と面談をするのです。
そこで、来年度の条件や、ほかの保育園に異動ができるかなどの確認が行われます。
そのとき条件に合わなかった場合、本人の希望で契約を更新しなかったり、何か問題があったときには契約が更新されない場合もあります。
③公務員の保育士と同じような業務をする
私が派遣で働いていた公立保育園では、臨時職員や派遣保育士でも公務員保育士と同じような仕事をしていました。
担当の子どもを2、3人割り振られてその子達の月案、週案、日案を書き、順番にリーダーもやりました。
保育補助の仕事はいつも特定の職員がやるのではなく順番でやることになります。
それでも、公務員保育士との賃金の差がかなりあります。
リーダーがなかったり、業務が少ないのがメリットだと思って非正規の保育士を選んだ方にとって、公立保育園での働き方は不満になるかもしれません。
終わりに
公立保育園は、人間関係などでは比較的問題が少なく様々な業務内容やリーダーの仕事が誰にでも回ってくるので保育士として成長できると思います。
保育士転職サイトに登録して転職を考えている方は、各転職サイトによって特徴が違いますのでチェックしたおほうがいいです。
