2022.02.17更新
「保育士に向いていない。」と言われた。
リーダーは苦手。
でも、子どもは好きなので保育の仕事は続けたいと思っている。
こう思っている方もいるのではないでしょうか。
特に保育園は忙しいのでそう感じるかもしれません。
でも、そう思っている方は、もしかしたら保育士が向いていないのではなく職場環境が合っていないのかもしれません。
今回は一般的に言われる保育士に向いている人、向いていない人の特徴と保育士資格を活かせる仕事について書きました。
保育士に向いている人の特徴
- 明るく元気、体力がある
- ホスピタリティがある
- 子どもが好き
- 人と協力して物事を進めたい
- 細かい作業が苦にならない
- コミュニケーションが得意
- 人前で歌ったり踊ったりすることに抵抗を感じない
明るく元気、体力がある
元気で声が大きいほう。
運動部だった。
体を動かすことが好き。
多少の暑さや寒さなら平気。
ホスピタリティがある
人のために働きたいと思う。
子どもや保護者の気持ちに共感しながら保育をしたい。
子どもが好き
子どもから元気をもらえる。
小さな子どもを見ると自然と笑顔になる。
人と協力して物事を進めたい
一人で黙々とやるより、みんなですすめるほうが楽しい。
細かい作業が苦にならない
工作や裁縫などが好き。
作るのが早い。
コミュニケーションが得意
園長、同僚、保護者などと上手くやっていく自信がある。
先輩、後輩の関係に慣れている。
笑顔が多い。
人前で歌ったり踊ったりすることに抵抗を感じない
アンパンマン体操などの子供向けの踊りを恥ずかしいと思わずに踊れる。
ノリがいい。
保育士に向いていない人の特徴
- 体力がない
- 人と協力するより一人で何かをするほうが好き
- コミュニケーションが苦手
- 臨機応変に考えられない
- 潔癖症
- トイレが近い
- 胃腸が弱い
体力がない
風邪を引くと長引く。
疲れやすい。
暑さ寒さに弱い。
人と協力するより一人で何かをするほうが好き
保育士の仕事は人と協力しないと進まないので、一人で仕事をしたい方は他の仕事のほうが向いていると思います。
コミュニケーションが苦手
場の空気を読んだり、丁度良い距離を取るのが苦手。
笑顔が少なく大人しいタイプ。
大人数でのコミュニケーションが苦手。
臨機応変に考えられない
一つのことに集中すると他のことが見えない。
同時進行が苦手。
物事にこだわりがある。
潔癖症
嘔吐物や便の処理、鼻水を拭いてあげることに抵抗がある。
手が汚れるのが嫌だ。
トイレが近い
特に保育園の保育士は忙しいのでトイレになかなか行けないことがあります。
トイレを我慢すると膀胱炎になることもありますので注意が必要です。
胃腸が弱い
特に保育園では子どものお世話をしながら昼食を取るので、ゆっくり食べている時間がありません。
胃腸が弱いと胃痛や下痢をするなどの不調が出るかもしれません。
子どもが好きで保育士になった方の中でも、保育の仕事が辛いと思っている方が結構います。
そんな方は保育自体が辛いのではなく環境が合っていないのかもしれません。
保育士は保育園以外に働ける職場がたくさんある
子どもが好きでも体力がなかったり、人間関係が苦手という理由から保育士の仕事が向いていないと思っている方でも保育園以外に目を向ければ保育の仕事は結構あります。
こういった職場は保育園より体力的に楽だったり休憩がしっかり取れる職場もあります。
- 病院内保育
- 病児保育
- 学童保育
- 児童発達支援
- 放課後デイサービス
- ベビーシッター
- 商業施設での子ども用レジャー施設
- 児童館職員
- 幼児教室
- 美容室などでの預かり保育
- 児童養護施設、乳児院などの児童福祉施設
- 保育士の人材紹介会社

私が実際に経験した保育園以外におすすめな保育の仕事
ベビーシッター
私は現在ベビーシッターをしています。
ベビーシッターと聞くと不安定なイメージを持つかもしれませんが、都市部に住んでいる方でしたらベビーシッターを選択肢に入れてみるのもいいと思います。
なぜなら、都市部はフルタイムで働いている共働き家庭が多いのでベビーシッターの需要があるからです。
ベビーシッターの特徴
- 働き方はマッチング型と派遣型がある
- 保護者と上手く付き合えれば人間関係で悩むことはない
- 休憩時間は子どもがお昼寝をしている時になる
- どんな保育をするか保護者の意見を伺いながら自分で決められる
- 保護者の反応が直接伝わる
ベビーシッターは、子どもと一対一で関われるので、きめ細かい保育ができます。
体力的な負担も少なく、人間関係の問題を抱えることもないので保育は好きだけど職場に疲れてしまった方には本当にピッタリな仕事です。
マッチング型と派遣型があるので詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。
私個人としてはマッチング型のベビーシッターをおすすめしています。

放課後デイサービス
以前はベビーシッターをしながら放課後デイサービスで働いていました。
放課後デイサービスは、支援学級や支援学校に通っている小学生から高校生までを子どもを放課後から預かる施設です。
放課後デイサービスの特徴
- 預かるのは小学生から高校生まで
- 行事が少ない(あっても小規模)
- 児童発達支援管理責任者が作った支援計画書をもとに保育をする
- 学校が休みの日は朝から預かる
- 子ども達との外出はいつも車で移動する
- 休憩はだいたい1時間取れる(1時間取れないことは少ない)
- いつでもトイレに行ける
放課後デイサービスは学童保育と似ている部分もありますが、こだわりが強かったり癇癪を起してしまう子どももいますので丁寧な関わりが必要です。
支援学級や支援学校の子どもと言っても小学生以上ですので、食事や排せつは自立している場合がほとんどです。
私がいた職場は保育園のような忙しさはなかったので職員に心の余裕があり、人間関係が落ちついていました。
もちろんトイレは行きたい時に行けますし、休憩は1時間取ることができました。
子どもの人数が少ない日は休憩時間中に外食することもできました。
放課後デイサービスは、求人票に要普通免許と書かれていることもありますが、必ず運転免許が必要な施設ばかりではないので確認がしてみてください。
病児保育室
今住んでいる場所に引っ越す前は病児保育室で働いていました。
病児保育は、病気やケガなどで保育園や小学校に行けない子どもを一時的に預かる施設です。
病児保育室の特徴
- 病気やケガの子どもなので外遊びがない
- 一時預かりなので行事がない
- 預かる子どもの人数が少ない(10名以内が多い)
- 預かるのは乳児から小学生まで
- 医師、看護師と連携しながら保育をする
- 休憩はだいたい1時間取れる(1時間取れないことは少ない)
- いつでもトイレに行ける
医師や看護師と連携して仕事をしますので、一人一人の病状によって保育の仕方が異なります。
病児保育は保育園とは全く違い、医師や看護師の意見をもとに保育をするので保育というより療養の意味合いが強いです。
でも、子どもの病気や療養の知識を深く知ることができ、やっていて面白いと感じるかもしれません。
病児保育での保育士の基本的な仕事は、定期的な検温、水分摂取量をみる、薬を飲ませる、吸入の補助、おむつ替え、食事介助などです。
病児保育室は病気やケガの子どもを一時的に預かる施設ですので、外遊びも行事もありません。
職員の休憩は毎日ほぼ1時間取れていましたし、トイレは行きたい時にいつでも行けました。
人が足りないからトイレに入りづらいということは全くなかったです。