保育士の悩み

保育士は休憩時間が取れない?労働基準法違反になることもある 

保育士の悩みの一つに、休憩が取れない悩みがあります。

保育施設の中でも、保育園は特に忙しいので休憩が取れないことがあります。

行事の日に休憩を取ることはあまり出来ませんが、人手不足の保育園が多いので十分な休憩が取れないことも多いのです。

ここでは保育園で働く保育士の休憩時間と昼食の取りかたの問題点について書きました。

保育士の休憩時間は短い

子ども達のお昼寝の時間に休憩を回す

保育園では子供達がお昼寝をしている間に休憩を回すのですが、取れても休憩時間は20分くらいです。

早番の人から順番に取ることが多いです。

また、休憩が取れないこともあります。

休憩室がない保育園もあり、その場合は子ども達が寝ている部屋で休憩を取ります。

残った保育士は、お昼寝中の子ども達のブレスチェック、行事のための製作、連絡帳の記入などをします。

お昼寝中の子どもが突然泣き出したり、起きてしまうことも多く、抱っこをしながら書類を書いたり、休憩中の保育士を呼んで来て泣いている子どもを見てもらうこともあります。

そういった状況なので、休憩がとりづらい雰囲気を感じて休憩を早く切り上げることも多いです。

しかし、これでは休憩をまともに取ることができず休憩とは呼べないと思います。

休憩を基準通り取ったように装う保育園もある

子どものお世話をしながらお昼ご飯を食べたり、お昼寝している時間に連絡帳を書いたりすることは休憩時間ではありません。

しかし、その時間を休憩時間にカウントしている保育園があります。

また、十分な休憩時間が取れていないのに基準通りに取ったようにタイムカードなどに書かせる保育園もあります。

休憩が短いのは労働基準法違反の可能性もある

労働基準法第34条では休憩時間は、労働時間が6時間~8時間未満の場合は45分以上、労働時間が8時間以上の場合は1時間以上と決まっています。

そして、休憩時間とは休息のために完全に労働から解放されることを保障される時間のことを言います。

仕事のことを考えずに好きなように過ごす時間のことです。

一般の会社などでは休憩時間に外出して食事を取っている人もいます。

このような時間が保障されていないということは労働基準法違反に当てはまるかもしれません。

保育士は昼食時間にも問題が多い

昼食は毎回かきこんで食べる

保育園では子ども達のお世話をしながら昼食を取るので、保育士はかきこんで食べている場合もあります。

昼食中も子どものお世話をしているので仕事の一部になるはずですが、休憩として扱っている保育園もあります。

昼食を大人と一緒に食べることは、箸やお茶碗の持ち方やマナーを学んだり、食育にもなるようです。

しかし、食が細い方や、食事に時間がかかる方は食事をかきこみながら子どものお世話をすることが無理な場合もあると思います。

そういう方は昼食を毎回半分ほどしか食べられないことになってしまいます。

昼食後、「ごちそうさま。」をすると、子ども達は一斉に立ち上がります。

その後は、後片づけ、食べ残しの床の掃除、オムツ替え・トイレ誘導、着換えの流れになりますので昼食後は怒涛のように忙しいです。

保育士は体力を使いますので食事は重要なことですが、このような食事スタイルですので消化器系などで体を壊すことがあるかもしれません。

昼食時にする具体的な子どものお世話

①食事中の誤嚥を防ぐために見守る
②スプーンや箸の持ち方を指導する
③トイレトレーニング中の子どもがトイレに行きたくなった時に付き添う
④食事中お漏らしをしてしまった時にパンツを取り替える
⑤食べ終わった子どものスプーンや箸をしまうのを手伝う
⑥立ち歩いてしまう子どもを席に座らせて、「ごちそうさま。」をみんなでできるようにする
⑦子どもが落としたスプーンや箸を洗う
⑧スープや牛乳など子どもがこぼしたものを拭く

このようなことが食事中に次々と起こるので、お世話に追われてしまいます。

きちんと休憩が取れるようにするために園側がするべきこと

休憩が取れるようにするためには、製作物などは既成の物を使ったり、保育士の増員、IT化、行事を減らすなどの改善が必要です。

そのためには、国から保育園の運営のために支給されている委託費を適切に使う必要があります。

保育士の業務軽減や人件費に使う必要があるのです。

保育園ではこの委託費を適切に使っていない場合があります。

十分な休憩時間は仕事のモチベーションと体力の維持に必要なこと

休憩時間や食事は、仕事のモチベーションを保つために大切なことです。

また、体力回復の時間にもなります。

保育士は比較的体力があり元気な方が多いですが、それでも疲れた表情で働いている方もいました。

これでは保育士は若いうちしかできない仕事になってしまいます。

休憩は別室で取れる保育園を選ぶことが重要だと思います。

転職も視野に入れておく

休憩時間が少ないことは精神的にもストレスになります。

保育士は年齢が増してもずっと現場で働く仕事なので、休憩が取れないまま働き方を続けていれば体を壊しやすくなると思います。

休憩時間がなくて不満を抱えている方は、転職も視野にいれたほうがいいです。

保育士専門の転職サイトに登録して探すことをおすすめします。

保育士の転職サイトでは、保育園の細かい情報を把握していますので休憩が取れる園かどうかも把握している場合があります。

また、コンサルタントに言えば、別室で休憩できるか保育園に聞いてくれます。

ねこプリン
ねこプリン
以前、保育士転職サイトのコンサルタントの方に、子どもと別室で昼食と休憩が取れる保育園を探してほしいとお願いしたことがあるのですが、そのコンサルタントの方はそういった保育園を2園も探してくれました。

転職は考えていなくても登録してみるだけで気持ちが楽になると思います。

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終わりに

以前、私が会社で事務職をしていた時、昼食の時間は気分転換ができる時間でした。

外に出て外食をする社員もいれば、自分の机でお弁当を食べる社員などさまざまでしたが昼食は自由な時間でした。

保育園で働いて初めて、昼食時間や休憩時間にもストレスを抱えながら仕事をしている保育士の方がいることを知りました。

また、保育士自身にも休憩を取ることに罪悪感がある場合もあるようなので、一人一人が意識を変えていくことも必要だと思います。

保育の職場は給料を上げるだけでなく、休憩時間が気分転換の時間になるような職場に変わることも人手不足を解消する手立てになると思います。