ベビーシッターの仕事

ベビーシッターは資格が必要?

最近は、ベビーシッターで働きたい方も増えています。

ベビーシッターは、資格がいるのか気になっている方もいると思います。

今回はベビーシッターの資格について書きました。

ベビーシッターは資格がなくてもできる?

ベビーシッターは、法律的には資格は必要ありません。

でも、資格を取得しているとかなり有利です。

特に乳幼児を預かる場合は資格を持っていたほうがいいです。

子どもを預かる上で一通りの勉強をしていたほうが自分でも安心ですし、保護者からの信頼も違います。

ベビーシッターは、預かる子どもの年齢が0歳~12歳位までと幅が広いです。

もし、不安だったら小学生以上のお子さんだけを預かるということもできると思います。

次に、ベビーシッターの主な資格について書きました。

ベビーシッターの主な資格

➀公益社団法人全国保育サービス協会認定ベビーシッター

「認定ベビーシッター」になるには、まず、公益社団法人全国保育サービス協会の研修IとIIまたは、居宅訪問型保育基礎研修を受けることになります。

この研修に参加した後、実務経験をしてから全国保育サービス協会が行う認定試験に合格すると、「認定ベビーシッター」として登録できます。

実務経験は、全国保育サービス協会会員のベビーシッター事業者での実務経験やファミリー・サポート・センター、各自治体が行っている家庭的保育事業(保育ママなど)や全国保育サービス協会会員の事業者が運営する保育施設のいずれかでの実務経験です。

実務経験終了後は、「実務経験証明書」が必要となります。

※この「実務経験証明書」には、必ず所属事業者の代表者(責任者)の証明と押印が必要です。

受験申込方法

認定試験受験料11,330円(税込)を郵便為替で払込みをして、「認定試験受験及び登録申込書」を全国保育サービス協会あてに郵送します。

合格すると「資格認定書」を受け取ることが出来ます。

試験合格後の登録料は4,120円です。

この登録有効期限は5年間ですが、更新後には有効期限がありません。

 

②日本チャイルドマインディング&エディユケア協会認定ベビーシッター

日本チャイルドマインディング&エデュケア協会認定ベビーシッターは、通信講座ヒューマンアカデミー「たのまな」の「ベビーシッターコース」を修了することで取得できる民間資格です。

添削課題をすべて提出し、所定の成績で修了したあとに申請することで資格取得となります。

資格申請料は2,000円です。

通信講座ですので在宅のまま資格を取得することができます。

③JADP認定ベビーシッター

日本能力開発推進協会(JADP)が認定した「通信講座キャリカレ」で全カリキュラムを修了してから日本能力開発推進協会(JADP)の試験に合格すると資格が取得できます。

受験申込方法

全カリキュラムを修了後、日本能力開発推進協会のホームページの「検定試験申込」で申し込めます。

認定教育機関の教材に同封の振込用紙で受験料5,600円を支払います。

合否判定は得点70%以上で合格です。

この試験は在宅で受験が出来ます。

チャイルドマインダーの資格について

ベビーシッターの資格と似た資格に、チャイルドマインダーという資格があります。

チャイルドマインダーは、イギリス生まれの100年以上歴史のある家庭保育に関しての資格です。

イギリスでは国家資格ですが、日本では民間資格になります。

チャイルドマインダーの資格は、通学講座または通信講座を受け、試験に合格し、実技講習やスクーリングに通う必要があります。

チャイルドマインダーは、個人で開業し自宅を保育場所として保育するのが一般的ですので自宅を保育ルームとして開業できます。

しかし、現実的には保育ルームを開業することは大きな責任を伴いますし、依頼を受けて仕事につなげるまでも大変なことです。

そこまでの目標と決意がある方に向いている資格と言えそうです。

もちろんチャイルドマインダーの資格は、ベビーシッターの派遣会社に登録して依頼者の家庭に訪問したり企業内託児所などで働くこともできます。

ベビーシッターの仕事を探すには

ベビーシッターには、シッター会社からベビーシッターが派遣されて来る派遣型と、利用者とシッターが直接やり取りをして依頼するマッチング型があります。

派遣型ベビーシッター

マッチングはシッター会社が行い、依頼内容などもシッター会社がシッターに伝えます。

万が一、トラブルがあった場合にも会社を通して話し合います。

利用料金もシッターの時給も、シッター会社で決まっていることが多いです。

マッチング型ベビーシッター

シッティングの内容は利用者とシッターが直接やり取りをして決めます。

シッターと綿密に話し合えるので、利用者の細かい要望にも対応することができます。

小さなトラブルや行き違いは、シッターと利用者が直接話し合って解決させることが多いです。

時給はシッターが自分で決めるところもあります。

ベビーシッターの会社に登録した上での個人事業主という働き方になります。

 

終わりに

ベビーシッターは資格がなくても出来る仕事ですし、子育て経験をフルに活かして活躍できる仕事です。

しかし、子育て経験や保育経験、保育関係の資格もない場合、一人で乳幼児を預かることは厳しいかもしれません。

本格的にベビーシッターの仕事をしたい方、乳幼児を預かりたい方は、まずは資格を取得することをおすすめします。

または、保育施設などで一度働いてみるのもおすすめです。

経験を積んだり、資格を取ることにより保護者からの安心感も得られます。

仕事の依頼も増えると思います。

 

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