2022.01.06更新
保育の仕事をして気づいたのが、主婦や中高年が多いということです。
一緒に乳児さんクラスで働いていた方は60代の方でした。
でも、中高年は体調がすぐれなかったり、体力の衰えを感じながら働いている方も多いと思います。
40代になると更年期など体の不調が増えてくるそうですが、私も最近になって頻尿に悩まされています。
保育の職場は忙しく職員の出入りが多いですが、それでもたくさんの主婦や中高年が働いていて、必要とされているのだと感じました。
保育の仕事は需要があるので、今まで別の職種で働いてきた方でもチャレンジできる仕事です。
また、子育ての経験がなくても、子どもが好きで子どもと関わる仕事がしてみたいと思う方なら転職は可能です。
ここでは、主婦や中高年がの保育の仕事をするならパートや派遣で働いたほうがいい理由とベビーシッターをすすめる理由について書きました。
※ここでの保育の仕事とは、学童保育や、病児保育、児童発達支援なども含まれます。
主婦や中高年が保育の仕事をするならパートや派遣がおすすめ
最初はとにかくパートや派遣で働いてみることをおすすめします。
保育の職場は、働く環境や人間関係に問題がある場合があるからです。
中高年は体力面が心配な方もいると思います。
次は、主婦や中高年が保育士の仕事をするときにはパートや派遣で働いたほうがいい具体的な理由について書きました。
主婦や中高年がパートや派遣で働いたほうがいい3つの理由
- 体力的にきつい
- 人間関係が良くない職場が多い
- 問題がある職場もある
➀体力的にきつい
主婦や中高年が始めから正社員の保育士として働くことは、あまりおすすめしません。
理由は、体力的な面です。
保育の仕事は、一日中体を動かしているので体力を使います。
また、赤ちゃんを抱っこしたりして腰痛になったり、外で子供達を見守っている間は体が温まるほど動くことができないので冷えやすいです。
午前中からお昼寝までは特に忙しく、トイレに行けず、水も飲む時間がないこともあります。
もちろん、パートや派遣で働くとしても忙しいことに変わりありませんが、補助的な仕事が多く、業務の種類が少ないです。
また、リーダーや会議への参加など責任ある仕事を任されることもほとんどないです。
派遣で働くなら、例えばトイレに行けない、残業代が出ないなどの問題は、派遣会社を通して職場に伝えてもらうことができます。
②人間関係が良くない職場が多い
保育の仕事は連携しながら進めるので、職員間のコミュニケーションが多い仕事です。
職員は30代くらいまでの若い年齢層が多いので、特に中高年以降の方は疎外感を感じるかもしれません。
また、保育の仕事はコミュニケーションを取りながら協力して仕事をするのですが、その割に人間関係が悪い職場が多いのでストレスもあります。
中高年になると、「人間関係の苦労は若いうちにしたからもう結構。」という方もいると思います。
そういう方は、派遣で働くことをおすすめします。
直接雇用ではないので、職場の人間関係から距離を置いて働くことができます。
③問題がある職場もある
保育園は、国が定める保育士の配置基準を満たしていても、実際には人が足りていません。
なぜなら、この配置基準は保育ができる最低限の人数なので、実際にはもっと人がいないと安全に保育ができないからです。
また、保育園に限らず保育の仕事は全体的に人手不足です。
人手不足が続くと職員にしわ寄せがいくので、子どもの扱いが雑なったり、有休が取れないなど様々な問題が起こってきます。
また、保育園の場合、委託費の弾力化から低賃金になっている問題も抱えています。

以上のことが、主婦や中高年の方は、パートや派遣で働くほうがいい理由です。
主婦や中高年がパートや派遣として働く4つのメリット
- 職場の複雑な人間関係から距離を取ることができる
- パートも派遣も同じような仕事内容なので負担が少ない
- 勤務日数を自分で決められ、残業がほとんどない
- パートや派遣なら辞めやすい
➀職場の複雑な人間関係から距離を置くことができる
保育士の仕事は人間関係が複雑な職場が多いですが、パートや派遣なら正社員と違い距離を置いて働くことができます。
特に、派遣は直接雇用ではないので、割り切って働きたい方に向いています。
あまり距離を置くと疎外感を感じる方は、パートを選択したほうがいいかもしれません。
②パートも派遣も同じような仕事内容なので負担が少ない
パートも派遣も補助的な仕事内容になるので業務の負担が少ないです。
派遣で働く場合は派遣を扱っている保育士専門の転職サイトに登録することが必要です。
③勤務時間を自分で決められ、残業はほとんどない
パートも派遣も週3日、1日に5時間勤務など勤務時間を決められることが多いです。
残業がないことがほとんどです。
もし、残業があった場合は残業代は支払われます。
④パートや派遣なら辞めやすい
人間関係が悪かったり、職員の出入りが多いことは、実際に働いてみないと分からない場合がほとんどです。
失敗したと思ってもパートや派遣なら辞めやすいです。
保育の職場で中高年が体を壊さずに働くには
- 冬は冷え、夏は暑さによって体力を消耗するので体温調節や水分補給に気をつける
- 中腰、抱っこやおんぶは腰痛になりやすいので適度に交代してもらう
- 床に座る時はときどき姿勢を変える
- 疲労がたまるようなら短時間や週3日などの勤務にする
- 感染症がうつらないように免疫力をつける
上記のことを配慮しながら働くといいです。
体を壊さずに働きたいなら、正社員ではなくパートや派遣のほうが絶対にいいです。
また、負担の少ない小規模保育園や学童保育で働くのもいいと思います。

ベビーシッターは主婦や中高年におすすめの働き方
もし、定期的に決まった収入を確保しなくてもよいのなら、ベビーシッターもおすすめです。
ベビーシッターになって一番良かったことは、人間関係のストレスがないことです。
月によって多少収入にばらつきはありますが、都市部では需要があるのでベビーシッターの仕事だけでも最初から扶養範囲内の収入と同じくらい稼ぐことが可能です。
特に0歳児の需要が多いので、0歳児保育の経験とスキルがあれば仕事が途切れることはありません。
本格的に仕事を入れれば、月に30万円近く稼ぐことも可能です。
実際に私は、ベビーシッターだけで月に20万円くらい稼ぐことができています。
現在私は、キッズラインでベビーシッターをしていますが、子どもとじっくり関わることができて楽しいです。
そして、保護者から感謝の言葉を言われることもあり、やりがいを感じています。
キッズラインの時給は1,000円からですが、時給は自分で決めるシステムなので、ほとんどのシッターは時給を1,500円前後に設定しています。
保育園などでは体力的にきつい方や、人間関係に疲れてしまった方、子どもとゆったり関わりたい方などに特におすすめです。
仕事は都市部に集中していますが、全国にも展開しているので登録だけでもしてみてはいかがでしょうか。

終わりに
主婦や中高年は、子育てや介護などで働き辛かったり、体力面からフルタイムの保育の仕事がきつくなってくることがあります。
最近では、小規模保育園や、事業所内保育園など小規模で行事が少ない保育園も増えています。
また、学童保育は多くの中高年の方が働いています。
主婦や中高年の方が保育の仕事をするなら、パートや派遣、ベビーシッターとして働いたほうが絶対に得だと思います。