私は、独身の時は事務の仕事をしていましたが、結婚後、子育てをしながら保育士の資格を取得し保育園、病児保育、院内保育などでパートや派遣として働いていました。
事務職は体力的には楽で、40、50代になっても正社員で働き続けている女性がたくさんいました。
保育士は人手不足なので主婦や中高年の求人が数多くある職種です。
保育士資格を持っていれば経験がなくても採用してくれる保育施設はありますし、無資格でも保育補助や学童保育の求人があります。
しかし、主婦や中高年で保育の仕事を探している方は、パートや派遣として働くことをおすすめします。
ここでは、主婦や中高年が保育士の仕事をするときにはパートや派遣で働いたほうがいい理由について書きました。
目次
主婦や中高年が保育士をするならパートや派遣で働いたほうがいい3つの理由
- 正社員にこだわると体を壊す危険がある
- 体を酷使しても引き替えになるほどの給料はもらえない
- 人間関係が難しい職場が多い
➀正社員にこだわると体を壊す危険がある
主婦や中高年が正社員の保育士として働くことはあまりおすすめしません。
なぜなら、体力面で体を壊す可能性が高いからです。
具体的には、冷えによる体調不良や熱中症、腰痛などを起こす場合があります。
そして、体力がないと集中力も維持できないので、子どもがケガをしてしまう恐れもあります。
また、ほとんどの正社員の保育士は結婚をすると退職してしまうことが多いのが現実です。
主婦で子育てをしながら正社員の保育士を続けることはきついからだと思います
②体を酷使しても引き替えになるほどの給料はもらえない
保育士は、長く働き続けてもそれほど給料は増えないです。
給料がピークの時でも一般企業の方の半分くらいですし、その山は比較的体力がある30代頃になります。
そのため、体を酷使してまで正社員にこだわることは全くないと思います。
そもそも保育関係の仕事は退職金がない場合も多いので、正社員として働き続けるメリットがあまりない場合もあります。
これらのことから主婦や中年以降は、給料と体力のバランスを考えながら働くほうがいいと思います。
③人間関係が複雑な職場が多い
保育士の仕事は連携しながら進めることが多いのでコミュニケーション能力を求められます。
しかし、保育の職場は30代くらいまでの比較的若い年齢層が多いく、人間関係が複雑な職場が多いので会話についていけなかったり、疎外感を感じることもあります。
もちろん割り切って仕事をしている方もいるとは思いますが、正社員の保育士として働く場合はコミュニティの中心者になる立場なので、辛いと感じるかもしれません。
保育士に起こりやすい体の不調
- 外での仕事が多いので冷えなどで体調不良になる
- 夏は熱中症になりやすい
- 床に座ることが多いので、足腰が痛くなる
- 十分な休憩が取れないので体力が回復しづらい
- 仕事量が多い
保育士は給料が低いので、中高年以降になると自分の健康と引き替えにしてまで仕事をするのが割に合わなくなってきます。
主婦や中高年におすすめの働き方
保育士の場合、転職によって給料が雲泥の差になることはありません。
よほどの理由がない限り、主婦や中高年はパートや派遣として働くことをおすすめします。
派遣保育士は時給が高いので、正社員と同じくらいの給料をもらえることもあります。
ボーナスで少し差が出ますが、正社員でも年間ボーナスが2か月分くらいしか出ない保育園が多いので、節約をすればその差は少ないです。
むしろ、無理をして正社員で働き続けて健康を損ねてしまった場合、治療による出費、働けない期間が発生するなど金銭面でマイナスになる場合もあります。
また、自分のライフステージに合わせて職場を変えることも必要で、小規模保育園や学童保育で働くのもいいと思います。
実際にパートや派遣保育士として働いている方は多いです。
「保育バランス」という保育士専門の転職会社では小規模保育園の求人を多く扱っている会社です。
事業所内保育や小規模保育といった行事が少なく、働き方にゆとりのある職場に特化した求人を扱っていますので、興味のある方は登録だけでもしてみるといいかもしれません。

終わりに
最近では、小規模保育園や、事業所内保育園など小規模で行事が少ない保育園が増えています。
このような保育園は体力的にも楽で、主婦や中高年が働きやすい職場ですので人気があります。
体を壊さないようにしながら給料とのバランスをとって働いたほうが、結果として損をしない働き方になると思います。