独身の場合、保育士の給料で生活するのは大変なことですが、貯金もしたいところだと思います。
実家に住んでいれば貯金も少しはできると思いますが、一人暮らしをしなければならない場合は節約のためにいままでの金銭感覚を変える必要があります。
ここでは、保育士がなるべく出費を抑えるためにすぐにできることを書きました。
独身の保育士のための節約の考え方
とにかく実家から通うことを考える
一人暮らしをしたいと思っている方もいるかもしれませんが、保育士の場合は可能な限り実家を出ないで働く方法を考えた方がいいと思います。
一人暮らしをすると貯金ができない可能性がありますし、ギリギリの生活になる覚悟が必要です。
実家から通えば、多少お金を実家に入れても一人暮らしをするよりはずっと手元にお金が残ります。
また、一人暮らしをする場合は今までの金銭感覚を変えなくては生活できないと思うのですが、金銭感覚を変えることは簡単ではありません。
一度上げた生活レベルは下げるのが難しいのです。
また、お金を使うことでストレスを発散させてバランスを保っている方も多いと思います。
お金を使うこと以外でストレスを発散させる方法が見つかればいいですが、それができないと働くことが嫌になってしまう可能性があります。
実家から通えない場合
どうしても実家にいられない場合や、都会に出て働きたい方もいると思います。
そのような方は、やはり金銭感覚を変える必要があります。
保育士は賃金が低い割にはストレスが多い仕事なので疲れます。
お金を使うことでストレスを発散させている方もいますが、一人暮らしではそのお金を生活費に使わなければならないので覚悟が必要です。
また、仕事で疲れて帰って来ると夕食を作るほどの体力が残ってなかったり、持ち帰りの仕事があると作っている時間もなく、食費にお金がかかります。
本当に一人暮らしができるか、まずは実家にいるときから自炊をしたり、お金を使わない生活を実践してみたほうがいいです。
固定費を抑えて大きく節約する
- 家賃を抑える
- 通信費を安くする
- 車がなくても生活できる場所に住む
➀家賃を抑える
まず、これは必ずやったほうがいいです。
家賃は、一般的に年収の25%以内と言われています。
例えば年収200万円だった場合、家賃は4.3万円となります。
しかし、家賃が低いと良い物件が少ないので、年収が200万円ぐらいだと家賃を年収の25%以内に抑えることは少し厳しくなります。
もし、都内で一人暮らしをしながら都内の保育園で働くことを希望しているなら、家賃の補助が受けられますので絶対にその制度を使うべきです。
むしろ、使うことができない場合は保育士の給料で都内で一人暮らしをすることは無理があるかもしれません。
②通信費を安くする
スマホ代に月1万円くらい使っている場合は、プランを見直すか機種を変えたほうがいいです。
また、インターネット回線をつなぐ場合、初期費用(工事費、契約料)、プロバイダ利用料、回線使用料、接続機器レンタル料金、オプション料金などがかかります。
回線の割引特典や、スマホの割引特典などがあるのでチェックしたほうがいいです。
インターネット回線の月額は月約4,000円かかります。
もし、パソコンをほとんど使わないようなら思い切ってインターネット回線をやめたほうがいいかもしれません。
スマホだけでも調べものや、動画も観ることができますので結構使えると思います。
③車がなくても生活できる場所に住む
これも大事です。
車の維持費はかなりかかります。
軽自動車でも、車検が2年おきに約100,000円、自動車税が毎年約7,000円、自動車保険が毎年約30,000円かかります。
それにガソリン代もかかります。
また、家賃が少し高くても車がいらない便利な場所に住むか、家賃を抑えて車を持つかの選択になるかもしれません。
最近の若い方は車を持たないことも多いようです。
小さな節約は無理をしないで
お金を使うことは手っ取り早くストレスを発散できます。
美味しいものを食べたり、好きな物を買うことをあまりに我慢していることは精神的にも良くないのでバランスが大事です。
ポイントをためるために必死になったり、食費を削ったり、いつも同じ服を着ることは、小さな節約になりますが、毎日そのような生活をしていると心がすさんでしまうかもしれません。
しかし、仕事帰りに毎日コンビニに寄る習慣があったり、買い物に行った時にそれほど欲しくない物でも衝動買いをしてしまうようなら抑えた方がいいと思います。
気軽にお金を使う習慣をつけてしまうと、思った以上に出費が増えて貯金ができなくなります。
お金を使わずにストレスを発散させる方法を見つける
お金を使わずにストレスを発散させる方法を見つけられるのが一番だと思います。
私の場合、ブログを書くことがストレス発散にもなっています。
何か夢中になれるものを見つけるのも手です。
また、車を持つ若い方は減っているようですが、車を乗ることでストレスが発散できる方は手放さないほうがいいかもしれません。
もう一度車を手に入れるのは大変です。
それでもお金が足りない場合は転職も考える
保育士の給料は右肩上がりに増えることはありません。
もし、今の給料ではどうやっても足りない場合は転職も考えた方がいいです。
私は、ハローワークと保育士転職サイトの両方で転職したことがあるのですが、転職サイトを使ったほうが事前に求人情報が細かく分かって良かったです。

終わりに
保育士がお金や生活の話をするとかなりシビアな話が多いですが、仕事自体は安定している職種だと思います。
保育の仕事は人手不足で求人もたくさんありますので、書類で落とされたり面接までたどりつけないようなことはほぼありません。
金銭的なことで悩んでいる方は転職を検討してみてもいいのではないかと思います。
しかし、今いる職場が良い職場環境だと感じている場合は転職はおすすめしません。
なぜかというと、人間関係に問題が多い保育の職場で、職場環境が良いということはそれだけでかなりの価値があるからです。
そのような職場は可能な限り手放さないほうがいいです。